こんばんは、葵です。
今夜は中秋の名月、
一年で最も美しい月とされていて、月見をするのが一般的です。
そんな今日、わたしは少し変わったお月見を楽しんできました。
赤い糸を針を通して、願いを叶える月見を楽しんできた
はじまりは、一週間前。
彼と喧嘩して、どん底にいたわたし。
ブロガーのゆのじちゃんに奈良療治と銘打って、奈良アテンドをお願いしたのでした。
「この時期なら、シェフェスタと采女祭(うねめまつり)かな」
ひとひろ読者のわたしは大興奮!
采女祭といえば、ゆのじちゃんもやっていたおもしろそうな願掛けがあるではないか!
彼としっかり仲直りすべく、神にすがる思いで。
本祭の前日だけれど、采女神社にて頂いてきました。
糸占い
采女祭の時のみ、授与所にて授かることのできる「糸占い」。
中秋の名月の月明かりに照らし、赤い糸を縫い針に通すと、願いが叶うのだとか!
恋占いも一緒に置かれていたけれど、そちらはなんだか怖くて。
悪い結果が出たらめそめそしちゃいそう…
糸占いならば、自分で自力でいい方向に導けそうだから。
袋の中には、針と糸。
運命の赤い糸、なんてよく言うけれど。
白に赤が映えて、どきりとしてしまいます。
針の穴、わりと小さくない…?
わたしの裁縫道具の中にある針は、もっと大きい穴なんだけれど…
不器用で、月明かりどころか、デスクライトの下ですら糸を通せないわたし。
一抹の不安が残る中、夜が来るのを待ちます。
名月の月あかりを頼りに…?
中秋の名月の月あかりを頼りに…
と思ったら、今日の関西は曇り空。
ちらちらと見え隠れする月は、なんだか頼りない。
帝の寵愛が衰えたことを嘆き、猿沢池に身を投げた采女。
その采女の霊を慰めるための、このお祭り。
糸が入らなかったら、どうなるのかしら。
一抹の不安がよぎる、今宵の空。
…
月明かりが頼りないならば、頼りになるのは自分のみ!
指で穴の位置を確認して、ほの明るい月に透かしつつ、何度も糸を通してみます。
するりと入るのが理想なんだろうけど、どうしても叶えたい願いごとだから。
多少強引に、穴に入るまで何度でも。
何度かやっているうちに、なんとか穴に引っかかってくれた!
それを頼りに、手繰り寄せて…
無事に入ってくれて、一安心!
実は奥の手の糸通しも持ってきていました。
(月明かりの下で糸を通せばいいのだから、糸通しはセーフかなと思って)
使わずに済んでよかった!
糸がするりと入った拍子に、心の中でこんがらがっていた気持ちも、するするほぐれていったような気がします。
おわりに
なんだかご利益がありそうだから、
同じく春日大社でいただいた、鹿みくじの口に咥えてもらっています。
この子、大吉のおみくじを咥えていたはず!
いい運気をいっぱい貯めて、この糸で刺繍をしたいなって思っています。
白いハンカチの端に、ハートでも。
一年後になってしまうけれど…
ぜひ、中秋の名月に。
奈良の春日大社の末社、采女神社で運命の赤い糸を授かって。
願いを叶えるお月見をたのしんでみてはいかがでしょうか?