こんばんは、葵です。
先日、座禅をしに行ってきました!
勝林寺で座禅を体験してきた
京都 東山にあるお寺、「勝林寺」
こちらでは初心者も気軽に座禅が楽しめるということで、足を運んできました。
お寺に入ると、素敵な花手水が。
季節にもよりますが、勝林寺さんでは手水舎にお花を浮かべる花手水が楽しめます。
ここで手を清めて…
座禅とは
正しくは「坐禅」と書くらしい。
昔は屋根のないところ、つまり屋外で禅を行なっていたので、「座」ではなく「坐」の漢字を用いたのだとか。
坐禅の坐、すなわち「すわる」は、文字通り「座る」の意味だけでなく、「落ち着いて動じない」「静止する」「定着する」なんて言う意味もあるらしい。
座禅は、身体を安定させ、心を落ち着かせ動じないようにする。心を身体に定着させる。
そういう修行なのです。
勝林寺さんでは、参加者同士向き合って行うスタイルをとっています。
見つめ合い、相手が頑張っている姿を励みにするのが臨済宗なのだとか。
目はつぶらずに、目線は畳に。
視線は斜め下を見つめて、リラックス。
15分の座禅を2回。
頭に浮かんでは消える煩悩たちを、車窓から眺めるようにどんどんと流していく。
頬に触れる風の心地よさ、緑の香り、お庭から聞こえる鳥の声、近くの保育園の子どもの声、草木の揺れる音、自分の呼吸、人の呼吸。
五感で感じながら、
過去や未来に執着せず、今を見つめる。
集中できなかったり、眠気が襲ってきたら、合図をして、警策で肩を打っていただきます。
小気味良い音がして、身が引き締まる。
わたしの場合、いつ警策で打ってもらおうという、本末転倒な煩悩がもやもやと頭を覆ったので、パシンと入れていただきました。
座禅が終わると、なんだか心を洗ったような、さっぱりとまっさらな気持ちに。
綺麗だな、素敵だな、良いなという自分の気持ちが、研ぎ澄まされたというか…
心の感度が良くなったような気がしました。
おわりに
今までに写経、写仏、座禅を体験しましたが、わたしは座禅が一番合っているなと思いました。
自分を取り巻く様々な感覚や、もやもやと浮かぶ考えを俯瞰的に眺め、流していく。
この感覚がとても心地よくて。
写仏も写経も出来が気になって、険しい顔で取り組んでいましたが、座禅はすっと力を抜いて心地いい時間が過ごせました。
15分
人にもよると思うのですが、わたしはこんなに短い時間なんだと驚きました。
流れるようにすぎてしまう時間だから、大切にしっかりと向き合わないとと思ったのでした。