こんばんは、葵です。
このところ、心も体もぐったり。
娘の詩がイヤイヤ期に片足を突っ込んだようで、毎日が戦争なのです。
とにかくひとりになりたいと思っていたら、千葉さんが詩とふたりお留守番してくれるということでお言葉に甘えて。
ひとりでゆっくり週末を過ごしてきました。
可愛いタイルと素敵な内装に目を奪われ、行ってみたいなと思っていたお店。
善光寺の近くにある、CAFÉ LE GARÇON
おしゃれなお客さんがゆったりと過ごしている様子で、子連れじゃ絶対にいけないと思っていたカフェです。
木目美しい店内は、カウンター席と小さなテーブル席、あと2階もあるみたい。
お酒も飲めるカフェバーで、とてもおしゃれ。
この日は2℃と外は寒い。
優しげな店員さんが持ってきてくださったのは、白湯でした。
小さな心配りがとても嬉しくて。
疲れた心と体に、こういう優しさが沁みます。
お昼は軽めに。
クロックマダムとカフェラテを注文しました。
床のタイルが可愛くて、一緒にぱちり。
こうやってみると、パリのブランチみたい。
あつあつのうちに美味しくいただきます。
詩と一緒の食事だと、とにかく落ち着いて食べられなくて。
あつあつ美味しいタイミングて、ゆっくり食べるのって久しぶりかも。
とろり溢れる黄身がたまらない…!
パンは2枚重ねてあって、ふわっふわ。
中からハムとチーズがとろりと溢れてきて幸せ。
そうそう、このピクルスがとても美味しくて。
小さなきゅうりの形が可愛らしくてきゅんっとしました。
ゆっくり味わっていると、店主さんがなにやらごそごそ。
レコードをテーブルにセットしてゆっくりと針を落とす。
サックスの心地よい音色が店内をふんわりと包んでいきます。
ここのBGMは店主さんチョイスのジャズのレコードなのです。
レコードを選んでゆっくりと針を落とす。
こうやって丁寧に音を鳴らすのが最高に贅沢に感じられて。
忙しない日々を送っているからか、こういうアナログな作業でつくられる丁寧な時間、空間みたいなものが本当に贅沢だなと思うのです。
レコード、いいなぁ。
ジャズとお客さんの会話、コーヒーを淹れる音をBGMにゆっくり読書を。
山内マリコさんの『あたしたちよくやってる』
タイトルに惹かれて手に取った本です。
女にまつわるエッセイとショートストーリーで、女性讃歌な本。
女って自由だし、女同士は敵ではない。シスターフッド。
山内マリコさんの作品は大好きで、背中を押してくれたり、寄り添ってくれるのです。
途中入れにくてくださったお水は冷たくて、また店主さんの心遣いに嬉しくなる。
素敵なお店に出会えました。
そのあとは善光寺周辺をうろうろ。
気になっていた雑貨屋のRogerさんへ。
かわいい雑貨が所狭しと並んでいて、抱っこ紐でもいけないと諦めていたお店です。
雑貨を見て「あぁ、わたしこういうの好きだったっけ」と思う時間。
自分を取り戻すような時間を過ごせました。
そして、パティスリー平五郎へ。
クラシカルな外観がとても素敵なのです。
喫茶室限定のメニューの苺のミルフィーユが食べたくて…!
さくさくのパイ生地とカスタードクリームたっぷりのミルフィーユ
添えられているのはマスカルポーネチーズのアイス!
これに苺のシロップをたっぷりかけて食べると、本当に美味!
このアイスがとても美味しくて、思わずにんまり。
甘いものって本当にしあわせにしてくれる。
単純なわたしは「よし、頑張ろう」って思えちゃうのです。
約4時間ほどでしたが、ひとりで身軽にうろうろして。
ゆったりした空間に身を置いて、細やかな心配りを受けて。
すこしおかしな表現かもしれないけれど…
わたしって大切にしてもらえる存在なんだなって思えたというか。
いつもお世話をする立場だから、お世話をしてもらって癒されました。
なかなか自分で自分を大切にするって難しいから。
人に大切にしてもらえる場所に行くのっていいなって思いました。
そして、時間や詩にせかされることなく、ゆったりとした時間を過ごせる喜び…!
いままでのひとり時間は家に篭って自由な時間を楽しんでいたけれど。
これからは外に出てゆったりとした時間を過ごすのもいいかもしれないなぁ。
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