7日連続でワンオペが確定した夜。
お仕事だって頭ではわかってはいるけれど、心では納得できなくて。
どうしても「わたしばかり」という気持ちになってしまう。
むくむくむくと嫌な気持ちが頭をもたげてくる。
そんな夜は、お酒を飲もう。
したたかに酔おう。
したたかに酔いたい夜もある
千葉さんは毎年、ボジョレーヌーボを持って帰ってくる。
いただいたり、お客さんに配ったものの余りだったり…
いろいろな理由はあれど、結婚してから妊娠中も欠かさず持ち帰る。
千葉さんはワインが飲めないのに、である。
そして今もまだ、未開封のワインが1本。
妊娠してめっきりお酒が弱くなったので、赤ワインはちょっと…
どうしようかなと思ったけれど、ヴァンショーにしたら飲めるかも?
赤ワイン 1杯
シナモンスティック 1本
オレンジジュース 1/5杯
輪切りレモン 1枚
すごく簡単に作りたくて、スパイスは最小限。
それをミルクパンに全部入れて、煮詰めるだけ。
すごくお手軽…!
たぶん沸騰させないほうがいいのですが、わたしはアルコールを飛ばしたかったのですこし長めに煮詰めました。
クツクツと煮詰めていると、赤ワインの香りがふんわり。
この香りだけで、なんだか頬が高揚する。
煮詰めたら、グラスに移して完成!
一口飲むと、赤ワインの香りが鼻に抜ける。
レモンやオレンジジュースを入れているからか、飲みやすくて。
だんだんと体がポカポカしてきて、ふわふわと酔ってきた。
ヴァンショーのお供は、よしもとばななさんの『みずうみ』
なんだか、読みたい気分だったの。
よしもとばななさんの本は、日常の小さな出来事や感情を優しい眼差しで丁寧に表現して、読んでいると救われるというか、洗われるというか…
疲れた時に読みたくなるのです。
キッチンとかね。
気づいたらボトル半分ほど開けていたみたい。
したたかに酔って、ふんわり夢見心地。
何も解決していないのだけれど、悲観していても仕方がないなと思えたのは、ヴァンショーのおかげかも。
明日からも頑張ろう。
お布団に入って、明日に備えよう。