昨夜は十五夜
みなさん空を見上げたのではないでしょうか。
我が家も万全の用意をして、空を見上げました。
まんまるドーナツとお月見
今年は絵本を見て、お月見という概念を手に入れた娘。
月見団子は必要だよね、とあらかじめ話していました。
だけど、以前白玉団子を作った時あまり食べてくれなくて…
わたし自身もそんなに団子は好きではないので、詩も食べられるものをつくろう。
団子に似せた、まんまるなドーナツにしよう!
スーパーで買ったさつまいも。
「さちゅまいも、わかったマークしてるね!」という詩。
わかったマーク?
どうやらエクスクラメーションマークに似ていると思ったらしい。
たしかに似ている!いい目のつけどころをしているなぁと親バカ。
そして、わかったマークという表現が可愛い。
さつまいもを水に浸し、レンジでチンをして、フォークで潰す。
最初はちょっと力がいるからわたしが頑張って、ぎゅうぎゅうしていたけれど、ほぐれてきたら詩の力でもしっかり潰すことができました。
さつまいもが潰れたら、豆腐を入れて…
ぐにゅぐにゅ潰していく。
さつまいもとはまた違った触感が楽しいらしく、笑いながら潰してくれました。
豆腐が滑らかになったら、ホットケーキミックスを入れてまぜまぜ。
最初は粉っぽいので、わたしがメインで混ぜて、粉があらかた混ざったら娘にバトンタッチ。
粉っぽい生地が、混ぜているともったりとしてくるのがおもしろい!
後半は混ぜにくそうだったので、またわたしがまぜまぜ。
粉っぽさが完全に消えたら、次は成形へ。
手のひらに取って、ころころと転がし丸くする。
娘は難しいみたいで、ねっちゃねっちゃとこね回していました。
娘が作ったまんまるドーナツの種。
かわいい。
最初は不恰好だった団子も、だんだんコツを掴んで、最後の方は丸くなっていました。
わたしもコロコロして、三方へ置く用のものをつくる。
そしたら、この生地たちを菜箸で転がしながら揚げていく。
一度揚げたものを割ってみたら、まだちょっと生っぽいかも…と思って入念に揚げたところ
ちょっと揚がり過ぎた、ガングロドーナツになっちゃいました。
まあ、これも味でしょう!
熱いうちにお砂糖をまぶして完成!
我が家に三方はないので、ケーキスタンドに乗せてお供え。
ちなみにススキも見つからず、お家にあったパンパスグラスで代用。
全体的に洋風なお月見になりました。
まあ、気持ちが大事!
うさぎのボンネットをつけて、お月見の準備万端!
「ちょっと、あじみしてみたいんですけも」と娘がいうのでお口に放り込んであげる。
自分でまあるく仕上げた温かいドーナツをはふはふと頬張り「おいしい!」とにっこり。
夕食前なのに、パクパクつまんでいる詩。
いつもなら注意するけれど、こういう日もたまにはいいよね。
気づいたら最後の一つになっていたので「お父さんにもあげようよ」と声をかける。
どうせなら、詩のまるめたおだんごを食べてほしいからね。
よっぽど美味しかったのか、飾ったお団子を眺めながらぴょんぴょんと飛び跳ねていた。
うさぎのボンネットの耳がパタパタと揺れていて可愛い。
お空が暗くなったので、ベランダで月を見上げてみると大きくてまんまるのお月様。
時折雲がかかるものの、雲がかかるおかげで一層月の明るさを実感することができました。
お月様を眺めていると、「おかあさん、おだんご!」の声。
いそいそベランダへケーキスタンドを運んで、ウサギのボンネットをつけた詩と一緒にもちもちと食べました。
おやつがわりに食べて、夜ご飯も食べたのに、まだまだ食べるのでびっくり。
「おちゅきみたのしい!」とウキウキしている娘が可愛すぎた1日でした。
みんな一斉に空を見上げていると思うと、なんだかおもしろいですね。
夏目漱石が「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳したのは有名な話だけど…
こんなに月が綺麗だと誰かに教えたくなる。
その時浮かんだ顔が好きな人なのかもしれない。
大きなお月様を見つけた時、一番に浮かんだのは娘の顔だったなぁ。
母からも「お月様綺麗だよ、みてる?」とラインが来ていた。
月を見上げながら大切な人を思い浮かべるいい時間になりました。
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レシピはきなこさんのものを参考にしました。