
娘がテレビで夢中になって見ていた〈デザインあ neo〉。
その世界を実際に体験できる展覧会があると知って、ずっと連れて行ってあげたかった。
何気ない動きの中にある“デザイン”を、娘と一緒に見つけに行きました。
“動く”を見つめる、娘とたのしむデザインあ展 neo

会場に着くまでに、たくさんの動詞が目に入ります。
もうすでに「デザインあ」だなぁ。
のぼる、歩く、まがる…
あたりまえの動作が文字になるとなんだが新鮮!
動きの中にある、小さなデザイン。

もうわたしたちは当たり前になっているけれど。
詩を見ているとコマンドのように、指示されて動いているんだろうなと思うことが多くって。
「そこで右に曲がるよ!」「ちょっと止まって」なんて指示することも多いし、まさにこの写真の感じで娘の目には世界が見えているのかもと思ったりしました。

今回のデザインあ展neoのテーマは「動詞」
動詞とデザインって深く関係がありそうだけど…
もうすでにSNSにあがっている展示の写真を見たら、どう関係があるの…?と思っていたので、展示を体験するのがたのしみ…!

会場に入ると浮かぶ大きな「あ」
思わず娘と「あっ!」と声を出しちゃいました。
“いつもの動き”を、もう一度見つめてみる

動作が文字になって可視化されている「イントロダクション 〜動詞の庭〜」
全部が動いていてグッと心を掴まれます。
そそぐの牛乳パックが傾いたり戻ったりするのはすごい!

カウンターは「かぞえる」だけでなく、「おす」もちゃんとある!
細かくて、じっくりと眺めて楽しめる展示です。

詩がみつけたちいさなあ。
よこには「あつめる」とあって可愛らしい。
「歩く」を、もう一度見てみる。

6つにわかれるブースに入って楽しむ展示
足形の上に立って写真を撮ると、
ぱらぱら漫画のように“歩く”が浮かび上がるのだそう。

体格も性別も違うのに、トコトコと歩いて見えるのが不思議でおもしろかったです。

娘はできていないのだけど、どういうふうに動けばいいのかしっかり指示されています。
「あるく」という動詞を紐解くと、足と手のが交互に出る、体重の移動…
いろんな動きの組み合わせなんだなぁと実感。
いままでひとまとまりに見ていた動作も、細かく分解してみるのがおもしろい。
娘も夢中になって何度も足を乗せていました。

「くつ底ハイキング」はぺたぺたと歩かせると靴底が現れる展示
滑りにくい靴はしっかりゴムの滑り止めが付いていて、いつも何気なく履いている靴に想いを馳せる。
ハイヒールは靴底もかなり華奢で、よくこんなので歩いているよね。
子どもたちが楽しんで遊んでいました。

東京タワーが見えてウキウキ!
下町でスカイツリーを見て過ごしているので、たまに見る東京タワーはときめく。
「おいしい」をデザインする

たべる動作がもっと細分化れた展示
「たべる」ひとつとっても、ほぐす、かきまぜるなどもっと細分化できる。
娘へ「食べてね」のコマンドだけでは十分でないときがあるのはこのせい…?

「さくっ」「もちっ」「つぶ」など、
食事のオノマトペが集まった展示も印象的でした。
パフェってこんなにいろんな食感があるんだね。

お米と思しきものに、気になるオノマトペを乗せていく詩。
まだ意味までは理解していないけれど、
おもしろい音をたくさん集めて楽しんでいました。
むちっとして、ほくっとして、サクッとして、ぷにっとしたもの…
コロッケとか、お餅とか…?
うーん。

思えば、オノマトペっておもしろいよね。
ほくとか、むちとか、言い得て妙ですよね。
コロッケを食べて、ほくほくなんて表現できる気がしないよ。
そして、英訳はこれなんだという不思議。
的確に言い表す表現が英語にはないんだろうね。
日本の言葉のおもしろさにも気づきました。

おもちの気分になったり、遊んで映える展示がいっぱい!
子どもも感覚的に楽しめる。
「つくる」をえらぶ、「みる」を変える

娘がゲームセンターのように機械を動かしてつくるのは…

サンドイッチ!
おなじ卵のサンドイッチでも、パンの厚さ具の量、切り方でビジュアルは全然違うものになるのがおもしろいのです。
シンプルなサンドイッチにしたのに、ぐぐっと寄ってインパクト大!
同じものをつくるのでも、人によってぜんぜん変わってくるのね。

詩がやりたいと言っていた、この展示
文字をなぞって前の画面を見てみると…

別の言葉に変わっている不思議!
「たけ」と「さけ」ってパーツ似ていたっけ?
上の画面はリアルタイムで更新されるので、このパーツなにになるの?と予想しながらみるのが楽しかったです。

ちょうどひらがなを書くのがブームなのも相まって、この展示は大ヒット!
全然違う言葉に変わってしまうのがおもしろいみたいで、「なんで?」と言いながらケラケラ笑っていました。
文字の見方が少し変化してしまう。
ひらがなをパーツに分けてみたことがなかったので、興味深かったです。
からだで感じる「動詞」

上にあるゴミ箱にビニール袋を捨てる「るすて」
下に置かれた扇風機をうまく活用して、ちゃんとゴミを捨てます。
なかなか難しくて、娘と協力しながらなんとかひとつ捨てられました。
10分くらいはかかったかも…

壺を壊して組み立てる展示
ガシャンと壊すのもおもしろいし、パーツをうまく組み合わせるパズルの楽しみも。
金継ぎをしたようなデザインが可愛らしい。
「こわす」も「なおす」も娘にははじめての経験で、楽しそうに取り組んでいました。
娘が描く「あ」

デザインあneoを見ている人にはおなじみの、「みんなのあ」
あをデザインするのですが、この発想はすごいといつも唸ってしまいます。

詩は「あ」を殻に見立てて、カタツムリを描いていました。
「雨が降っている日に出てくるから、あ」
「あ」の曲線が、かたつむりの殻のうずまきにみえるなぁといつも思っていたんだって。いい視点を持っているなぁ。

言葉と形をつなげて考えるって、まさにデザイン。
子どもの自由な発想に学ばされます。
参加する

娘が楽しみにしていた、DO IT!
指さす、手を振るなど指示に従うと、その動きにあった映像が流れて、自分がその道具を持って動作をしている気分を味わえます。
身体を動かせて、詩も大満足!
私は、「ダーツを投げる」動作が気持ちよかったです。
他にもどっちでショーなど、いつもテレビで見ていたものが体験できます。
おわりに

デザインってまずは観察したり、動きを分解して考えることなんだなと感じました。
何気なくやっている、「歩く」「曲がる」なども「言葉」にすることで、あらためて捉え直すことができる。
ちょっと違った角度から眺めることで、新たなものを生み出したりできるのかなって。
このデザインあ展、ひらがながいっぱいで4歳児もしっかり楽しめました。
娘にはまだ、たくさんインプットしていって、いつかそれがアウトプットにつながってくれたらいいなと思っているので、経験をしてさまざまな世界の見方を見つけて、感じテクたらいいなって思った。
遊んでいるうちに、感覚的に理解することができる気がします。



