こんばんは、葵です。
うららかな春の日が気持ちよくて、仕事している場合じゃないなぁと思う、今日この頃。
手のひらからこぼれ落ちる春
春といえば、桜だけれど。
わたしは桜よりもユキヤナギの方が好きだったりする。
単に、わたしがグズグズしているからなのだけれど、毎年桜の時期が短すぎて撮り逃してしまう。
お花見の人混みに辟易してしまって、桜の名所と呼ばれる場所になかなか行けず、結局毎年家の近くでチラリと撮影するくらい。
その点ユキヤナギは、春になるとふわふわ咲き誇り、たっぷりと時間をかけて咲いたあと、雪が舞い散るようにハラハラ花びらを落としていく。
期間も長いし、緑と白のコントラストが綺麗で、適当に撮っても絵になるのもいい。
新緑のみずみずしい緑と、光を反射して光る白がなんだか生命力に溢れていて、眩しい。
ユキヤナギの房を手にとって。
するりと指先からこぼれ落ちていくユキヤナギに、春の刹那さを重ね合わせてしまう。
まだまだ寒さも感じるけれど、春は刹那。
手のひらからこぼれ落ちていくキラキラを、なんとか掬って感じ取りたい。