全国的に梅雨入りしましたね。
じめっとした空気としとしと降る雨に、憂鬱な気分。
近所のお花屋さんに立ち寄った時に、紫陽花守りという言葉を教えてもらいました。
紫陽花を半紙で包んで、玄関に吊るす
梅雨のこの時期だけの、小さなおまもりなのだそう。
素敵な風習なので、我が家にも取り入れてみようと思います。
6月の玄関に、あじさいの小さなお守りを
紫陽花守りとは、6月6のつく日に、紫陽花を逆さに吊るすと"魔除け"や"金運のお守り" "婦人病からの守護"になるといわれている、昔ながらの風習です。
玄関や水回りに飾ると、その場を清めてくれるとも。
季節の花をただ飾るのではなく、意味を持って迎え入れる
そんな行為に心が整うような気がして、今年はじめてチャレンジしてみました。
つかう紫陽花は、近所のおじいさんからいただいたもの。
詩と毎朝、「あじさい綺麗だね」なんて眺めていたから、よかったらと。
そんな素敵な紫陽花なら、我が家をしっかり守ってくれそう。
半紙に生年月日、名前、願い事を書くらしい。
せっかく半紙に書くんだし、筆ペンで書いてみました。
家族みんなが心身ともに健康で、笑って過ごせるように。
気持ちを込めて、ゆっくり丁寧に書いていく。
願い事と向き合うこの時間が、もうすでに尊い。
半紙をくるくると細く折って…
きゅっと結ぶ。
おみくじをくくり付ける時みたいに、思いを込めて。
紫陽花を半紙でくるりと巻いて、水引できゅっと締める。
これで完成!
思っていたよりずっと簡単で、とても可愛らしくできました。
我が家は家内安全を願ったので、玄関に飾ることに。
玄関先にゆらりと揺れる姿がとてもかわいくて
雨の日にこそ映える気がします。
ドアを開けたときに目に入るこのお守りに、ほっと癒される。
おまじないのような気持ちで飾ってみたけれど、季節に寄り添う暮らしの心地よさを、あらためて実感しました。
おわりに
紫陽花が街を彩る季節。
梅雨の時期は少し憂鬱になりがちだけれど、雨に濡れる紫陽花の姿には、しっとりとした美しさがあります。
そんな紫陽花をお家の中に。
ご利益があるかは分からないけれど、
季節を迎える気持ちや、玄関を整える時間が、もうすでに心を守ってくれているような気がします。
この時期だけの小さなおまもり、
ぜひ6月の6のつく日に思い出して、試してみてくださいね。