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わたしらしくを探すブログ

素敵な本と美味しいものと、

〇〇の秋っていう表現は数あれど、わたしは読書を思い浮かべます。
とはいえ、秋と言わず一年中読んでいるのだけれど。

1日のうちで一番読書が捗るのは、なんといっても詩のお昼寝中!
すやすや眠る詩を見ながら、物語を読んでいく。
そして、そこにはもうひとつ欠かせない相棒も。

美味しいものと、素敵な本を

ほたるいしマジカルランド

今年のお盆は台風が直撃。
本当は大阪から東京と仙台を経由して山形へ行く予定が、名古屋付近で足止め。
あまりの混雑具合に恐れ慄いて、下車した名古屋駅で本を買ったのでした。
それがこの本『ほたるいしマジカルランド』

 

行きたかった山形旅行に行けず、長時間の新幹線閉じ込めで心がげっそり。
そんなときに心が明るくなる表紙で思わず手に取った本。
結局疲れすぎていて、本は数ページ見た後眠りに着いたのですが…

 

大阪の北部にある架空都市、蛍石
そこある遊園地を舞台にした心あたたまるストーリーです。

大阪北部出身のわたしとしては、なんとなく見覚えのあるような気持ちに。
町の名前は蛍池ぽいけど、遊園地はひらパーをモデルにしてそうだ…と。
どんどん読み進めていきました。

 

遊園地も、飲食店も、台風の日のJRも。
生活を心を豊かにしてくれる場所には、いつも誰か支えてくれている人がいて成り立っているんだなって感じさせてくれました。

 

この日の読書の相棒は、大阪のFRANCY JEFFERS CAFEのカヌレとカフェオレ
長野駅前の百貨店に大阪八尾市のお店が出張してきていて、まさかの出会いでした。
大阪を思い浮かべながら、ゆっくりと噛み締めました。

ミトンとふびん

肌寒くなってきて、衣替え。
すると、去年買ったちいさなミトンを詩が見つけて。
つけてつけてとせがむから、おうちの中で手袋をつけて遊んだそんな日。

 

詩のお昼寝を待って読み始めたのは、この本。
たいせつなひとの死、癒えることのない喪失を抱えて生きていく
そんな人たちのなにげない日常を描いた短編集

 

ちょうど実家で飼っていた愛犬が亡くなったと知らせをうけた頃。
16年も一緒に暮らしていたから、ぽっかりと胸に穴が空いたような喪失感で
気がつけば涙が溢れたり、なにもする気力が湧かなかったり。
そんな時に読んだから、ひとりひとりの状況に癒されました。

 

ほんとうに人生には、小さくてかわいいものが必要だなって思う。
わたしの場合は詩で。
小さな身体で大きな愛情をくれる存在に救われています。

この日の読書の相棒は、キャラメルミルクティとチョコレートとバターサンド
ムーミンの描かれた可愛いバターサンドも甘いチョコレートも、わたしが愛する小さくてかわいいものたち。

図書館のお夜食

秋の夜長にちまちまとやりたいことをやる。
刺繍だったり、おうちのしつらいを変えたり、昼間の本の続きを読んだり…
そんなことをしていると、とにかくお腹が空く。ぐぅ。

 

東京郊外にある、亡くなった作家の蔵書を扱っている図書館。
名前のついていないその図書館は、夜にだけ開いているという。
そんな不思議な図書館で働く人たちと、文学作品にちなんだ食べ物が出る食堂と。
『本×ご飯×仕事』が描かれた連作短編

 

みんないろんな事情や思いを抱えながら、日常を送っている。
わかっているけれど、みんなそんなのおくびにも出さずに過ごしている。
わたしだけ、わたしばっかりって思っちゃうけれどそうじゃないんだよね。
小さな生きる糧をもらった作品でした。


この日の相棒は、しっかり淹れたアッサムとレアチーズムースケーキ
大好きなケーキ屋さんのものです。
フロマージュ・ブランとクリームチーズの爽やかな酸味とクッキー生地のサクッとした食感が軽くでいくらでも食べられそう!

小説の中に出てくるお夜食は美味しそう。ぐぅ。

小さな詩の本

うちの娘の名前には“詩”という漢字が入っています。
日常の何気ない風景や感情を大切にしてほしい、それを自分の言葉であらわすことのできる人になってほしいという思いを込めて。

 

そんな由来があるのに、詩集が家にないなぁと思ってこの本を手に取りました。
国内外の詩がたくさん入っているほか、「愛」「生」「嘆」など感情ごとに章があるのもよくって。
自分の心に寄り添う詩が見つけやすいのです。

あいみょんや星野源、エイリアンズなどの曲も書かれていて、詩を読むというハードルもぐんと下がります。

 

いつか詩に名前の由来を聞かれた時に
こういう想いを大切にしてほしいと読んでもらってもよさそうです。

 

今日の相棒は、アールグレイの紅茶とイチゴとピスタチオのタルト
わたしの大好きな紅茶と大好きなケーキ!
人生のありふれた小さな幸せに気づくことも大切だけど、自分で好きなものをどんどんと取り入れていくのもありでしょう!

マリエ

近頃、詩の後追いがすごい。
イヤイヤ期(詩はイヤ!とは言わずちがう!と連呼する)もどんどんとパワーアップ
身も心もヘトヘトだったときに、千葉さんが自由時間をプレゼントしてくれました。

 

とにかく身軽に、ゆったり休みつつも好きなことをしたい!
本屋に行って中身を見ずに気になる装丁で本を選び、気になっていたカフェへ。
ひとりで静かに物語の世界に潜りたい。

 

40歳を目前に7年の結婚生活に終止符を打ったマリエ。
私の幸も不幸も、私が決める。マリエの求めるしあわせとは、自由とは。
リアルなんだけれど、でもなんか軽やかで。
わたしは読んでいて「ああ、気負わなくていいのか」となんか軽やかになりました。

 

この日の相棒は、COTO cafeのカフェオレとクラシックショコラ
甘さ控えめのぎっしり重たいクラシックショコラと軽いクリーム
この本の相性がよかったような気がします。

君のクイズ

直木賞候補作のこの本。
図書館で借りてきて、読むのを楽しみにしていました。

 

出演したクイズ番組の決勝
最終問題で問題文が1文字も読まれていないのに正解した対戦相手。
なぜ0文字で押したのか、なぜ正解したのかを解き明かすミステリー小説

 

クイズ番組を見ているとまるで魔法のようと思うこともあるけれど、プレイヤーたちはいろいろ考えながら回答しているんだなって改めてわかった作品。
クイズの正解の音は、それまでの人生を肯定されているように感じるというのは、じんとくるものがあった。
これまでの人生で経験したものは、すべてなにかに繋がっているんだよなぁ。


詩の「おかあさんだっこして」無限地獄で疲れ果てている今も、いつかのわたしの糧になるのかしら。

 

この日の相棒は、あたたかい鉄観音茶と白海老せんべい
千葉さんの富山出張のお土産でもらった白海老せんべいを食べたくて。
あたたかい台湾茶を飲みながら、ふんわりほぐれたのでした。

おわりに

素敵な本と美味しいものを摂取して、生きているなぁと思うこの頃。
本とおやつがなければ、今の生活が回らない!

 

お昼寝の合間に読むから、連作短編集を読みがちなんだけど…
夜更かししてじっくり長編を読んだりしたいものです。

 

最近は装丁買いも増えたけれど、やっぱり読む著者は偏りがち。
もっといろんな作品にも挑戦していきたいなぁ。


今週のお題「最近読んでるもの」